こんにちは。
12/29に生演奏茶会を開催します!
先日お茶を飲みに来られた中国人の方が、古琴(中国の古い楽器)の先生で、
その時たまたま二胡演奏者の常連さんがいてはり、
僕のヘタクソな中国語をほめていただき、
生演奏会を開催することになりました。全くどういう訳で^^ 縁ですね!
二胡演奏者の常連さんとは以前から私の店で音楽茶会をしようという話をさせていただいていたのですが、なんとなく詳細を決めかねていたので、いいきっかけになりました。
基本はこのプロ演奏者の常連さんに弾いてもらって、二胡を聞きながらお茶を飲み、そのあとおのおの持って来た好きな楽器を使って交流する、、、
こんな感じでいきたいなと思っています。
ちなみに僕はオカリナ、ティンホイッスル、アコギ、この辺りで参戦しようと思っています^o^
中国の茶館では、二胡の生演奏を聴きながらお茶を飲めるところがあります。
僕の店でもBGMで二胡の音鳴らしています。
少しでも中国文化を味わう環境を多く整えて、提供できればと思います^^
…そんなこんなでまあ中国に関する情報発信を今年から起業までしてやってるわけですが、
こういうことをやってるとスパイ扱いされたり、心無い人から変なこと言われたりと、まあ色々あります。
てかスパイて。かっこいいわ。
俺自身、自分の考えが絶対正しいとも思っていませんし、そもそも人それぞれ違う考えを持っているということを全面的に肯定したいので、押し付けるようなことを言うつもりもありません。
逆に一つの考えを盲信し、それに基づいて他を否定するような考え方は好きではありません。
ただ事実として、中国人と関わったこともない、中国にも行ったこともない、そんな人が中国に関わらず他国を侮辱するような発言をしているのを見ると、なんかやるせないわけです。
日本にはこのような人が多いと思います。そんな人に真実を伝えたいと思います。お茶を通して。
結局はそういった他国の現状を知ろうともしないというところが、今の日本の技術力低下等の状況に繋がっている気がしてならないのです。
現実に、雲南省の国境沿いの田舎のモンハイが、びっくりするほど美しい街だとどれだけの人が知っているでしょうか。
ITも建設も日本の技術は相当に遅れていて、中国にも韓国にも世界市場で全く勝てていないことをどれだけの人が知っているでしょうか。
南京の街に、「歴史は伝えるが恨みは引き継ぐな」と大きく書いてある看板の存在を何人の日本人が知っているでしょうか。
一番日本で感じることは、「日本人は大きな反中教育を受けている」ということです。
日本人の多くの人は、中国では半日教育を受けている、と思っていませんか?
何人の日本人が中国の教育課程や授業風景を見たことあるのでしょうか。なぜこのように思ってしまったのでしょうか。
中国では半日教育を受けていると教えられていること、これ自体が日本で反中思想を刷り込まされていることに他なりません。小さな島国で一つの思想を持ってしまうと、国境に接しない我々は固執した方向を見がちな視点になってしまいます。
それは、各々が気を付けていかなければならないことだと思います。
固執してはいけません。何事にも。
…とはいえ、年配の方の中には日本人を差別的にみる中国人も多くいます。年配以外の人にもいます。
自慢ではありませんが、色々な中国人と関わってきましたので、色々な人を見てきました。
中国人の考え方で一番私が気になるのは、中国人のほぼすべてが「中国は侵略国家ではない」と盲信しているところです。
周辺諸外国、日本、台湾、韓国、ミャンマー、モンゴル、チベット…等等。
ほぼ全ての周辺諸国の国民が中国は世界一の侵略国家だと思っているでしょう。
中国だけが、中国は侵略国家ではないと思っており、それぞれの国ごとに色々と言い訳のような理由を持っています。
私が中国のこういった歴史問題の話の中で、中国人に知ってほしいことは一つです。
「された側が侵略だと感じたなら、それは侵略行為だ」
(モンハイの街の景色)
1270年頃、チンギスハンが雲南周辺にある大理国を最後に統一し、元は一時的にモンゴルの支配下にありました。
1290年頃、統一したばかりの大理国や雲南の人を引き連れて、チンギスハンは日本を侵略し、子供を引き裂き、女性の手に穴を空け、鎖でつないで奴隷として持ち帰ります。
中国人はここまで知りませんが、元寇についてはみんな口を揃えています。
「これをやったのはモンゴルであり元でない。モンゴルと日本の戦争だ」
まあでもやったのは漢族です。元は中国でしょう。やられた側からすると、?というような理屈です。
南京事件についても同じです。ハーグ条約違反を中国が犯して、私服兵を量産しだまし討ち戦法を取らなければ、南京大虐殺は起きなかったかもしれません。
全員殺さなければ負ける、そのような状況下まで違法なやり方で日本を責めたのは中国人です。
そのあと調子に乗って窃盗、虐殺等の違法行為を行ったのは日本人です。違法なことをされたからといって、これらは許されることではありません。
内モンゴルや台湾についても、歴史をなぞらえていくと中国として考えることが適切だと捉えることもできます。
しかし、地球に王様がいない以上、地球上で最大の存在である”国家”が成立した時には、何人たりとも本来は否定してはいけないものだとも言えることができると思います。
俺はたまに、地球に王様がいたらいいのになーと思います。王様が台湾は独立国家だ!中国だ!と決めてくれればいいのですが…。
(大理アーハイ湖の畔で談笑する日本人龍と白族の血を持つ友人)
私の感覚ですが、全てのモンゴル人、内モンゴル人は中国を嫌っているのではと思います。
中国とモンゴルの関係性については、本を2冊ほど読みましたが、日本人の俺から語りたくはありません。
頑なに他国の評価を受け入れない、それが中国の年配者も若者にも統一的に持ってしまっている感覚だと思います。
勿論、中国では中国に不利になる歴史を教えていません。
でもこれは日本でも同じです。南京大虐殺のことをよく知っている日本人はあまり多くないでしょう。
どの国も同じことです。ただ、日本人には割と他国に酷いことをしてきた過去を後ろめたく感じている人は多いように感じています。この感覚と、他国を否定する価値観、結局は人それぞれ違う、ということですね。
少しだけ大きな視点を持つことができれば、関係性はよりよくなるのではないかと思います。
日本は中国の気持ちが分かりますか?
中国は日本の気持ちが分かりますか?
日本は、複数の国境に接した大陸の大国に住む人の気持ちが分かりますか?
中国は、巨大で強い国、中国とアメリカに挟まれた小国島国に住む人の気持ちが分かりますか?
必死で領土を守らなければ容易に食われてしまうと怯えながら生きる日本は、
さながら狼に挟まれたネズミのような国です。
そんな西方の狼は体の至る所で肉食のネズミに囲まれており、
決して油断できない状況に置かれています。
おそらく、この感覚はその国で育った人にしか分からない感覚で、
その感覚に基づいた生き方や政治、戦争の形があり、
今日に至るまで悲しい現実や誤解等があったのでしょう。
(西安の干花屋さん。社長のお爺さん含め皆さんいつも温かく私を迎えてくれます。)
友達、朋友、Friend、意味は同じです。
これは、お互いの魂を認め合ったときにそうなるものです。
↑の大理の湖にいる二人は、過去の経緯など考えず、仲良くなったのです。今を生きる我々にそのしがらみを引き継ぐ必要などありません。この友達自身が日本人を奴隷にしたのではありません。俺だって中国で虐殺をしていません。
戦争をせざるを得なかった当時の先祖たちの決断と行動に感謝し、今の平和を作ってくれた全ての国の戦死者の方々のために、我々は何も気にせず仲良く友達になるべきだと考えています。
以前、凄く悲しいことがありました。
俺は9月18日が誕生日なのですが、この日は日本の満州進行の日です。
中国に恋人がいたときに、彼女が俺におめでとうと言いませんでした。
理由は、その日だから日本人のあんたにはおめでとうと言いたくないと。
祝われなかったことが悲しいのではありません。
俺たちの関係性に過去の話を持ち出されることが悲しかったです。
彼女は以前、私の事業を応援する、と言ってくれていましたが、そうではなかったのかなーと、それも悲しかったのです。
日本にも中国にも、若い人の中にはこういった人もいます。
日本人の俺を見るや否やいきなり戦争の話をしてきて、優位な立場に立とうとする人もいます。若い人でです。
これらは愛国心からくるものかもしれません。
しかし、俺自身はこういった考えがなくなればいいと思います。
だって、お互い様なのだから。
(西双版纳老班章34号の皆さん。若い茶人の多い会社です)
私の見解は中国のあちこちを周り、自分で感じたことに根付いています。
これらももしかするとどこかに固執した考えかもしれません。
ある人に言わせれば、間違っていると言われるような中身なのかもしれません。
確かに中国人の一部の人は横暴で乱雑です。どこでも淡を吐きます。
でもこういった人は日本にもいます。(淡を吐く人は中国は多すぎる気もしますが…)
しかしこれも、中国では公の場所は汚してもいい、という常識からくる行動で、文化の一部でもあります。
大事なことは、お互いに尊厳を持って接し、関わっていくことだと思います。
そうできない人は、知りもしない人は、行動も言及も何もするなと、そう思います。
(浙江省安吉県の夜空、凄く嫌なことがあって、悔しさを噛みしめながら撮った空)
長くなりましたが、どのような過去、考えがあっても、国籍等関係なく、お互いを認め合うことができれば、友達でも恋人でも家族にでもなれるはずです。
できない人は閉じこもって言及も行動もしないでください。そういう隠者のような生き方もアリだと思います。
俺は根暗でコミュ障ですが、別の隠者になりたいです。
俺は確固たる意志を持ち、中国文化を発信し、よりよい関係になるための礎を築く為に、
できることをできる時までやっていきます^^#
(洛陽の親友のお母さんが俺に送ってきたスクショ。
医者が健康のためにお勧めするお酒の量は、0ℓ!と書かれています。
ちょうど白酒を買ったときに届いたので、びびった。。。)