嘘つき村の天使と悪魔

タイトルからして病んでそうな感じですが、

実際病んでます笑。

茶業とは別に堺市で射撃場を経営しているのですが、そちらの共同経営者が放棄して逃げ散らかし、責任も分析も全て投げ出す倫理も論理欠いた行動に呆れると同時に、時間が経つにつれ腑煮えくりかえる思いが沸々と湧いてきます。なんで今俺だけこんな苦労してんのと。

逃げ出す前日に「お前の利益のために店をあげる」「そもそもお前が作った店」等々とても常人では口が裂けても言えないようなことを言われたのですが、実際は負債と責任を押し付けただけの行為を正当化するための戯言なのですが、10歳の子供でももう少しましな嘘を付けただろうと思うと、低俗すぎて吐き気がします。
このような人間に信を置いた自分に、です。人にその人自身のパラドックスを理解させることほど、気持ちが沈むことはありません。

当初から相手にお花畑感があり、大丈夫かな、と思う瞬間はあったのですが、信用しきっていたのと事業拡大したい思いから真正面から向き合わず、全ての契約名義人になった私の責任でもあります。

今日まで人を信用して裏切られることでここまでのハレーションはなかったので、信用しきることを美学としていましたが、完全に身に沁みました。

詐欺に騙された人って、「高い勉強代と思えば…」と言って自分を慰めますが、実際この経験の価値は数百万でもよかった気はします。勿論もっと有意義な使い方はあったと思いますが。。

どんなに信用している相手でも、ひとつひとつの積み重ねで、信用は失くしていけるのやなあと思いました。
本当に、少しづつ信がなくなっていきました。
皆さんも自分の身は自分で守りましょう。


嘘つき村

さて、そんな状況であらゆる処理に追われ文字通り寝る暇もないのですが、
お茶の仕事をしていて本当によかったです。こちらの営業時間中は、お客様にお茶の説明をしながら泡茶をする時間がどうしてもあるので、仕事の中でリラックスできます。

射撃場は0時まで営業しているのですが、空いた時間でブログを少しづつ書いたり、最近ハマっている「嘘つき村」のゲームをやっています。

これは、不完全情報ゲームの一種で、単なる推理ではなく、メタ認知やセキュリティ設計、ノイズ下での意思決定の思考能力を試すものです。

●ルール:
村には天使と悪魔と人間がいます。(3人とは限らず、天使2名、悪魔2名、人間1名、みたいな状況も)
天使は真実だけを話します。悪魔は嘘だけを話します。人間は真実か嘘を話します。
正しい情報を聞き出すために全員に質問をしていきます。それだけです。

相手の素性を暴いた上で考えないと情報の虚実が分かりません。
ようは、論理的な質問によって真実を導き出す思考実験です。相手が嘘をつくか正直か分からない状況で、確実に正しい情報を得るための質問設計が鍵です。
ゲームとしては、正しい情報を聞き出せれば勝ち、というルールのものもあるし、全員の素性を間違いなく暴いたら勝ち、もしくは発言内容をみて1人だけいる悪魔を見つけろ、というのもあります。あと同じ質問は2回使ってはいけない、ってルールもあったりなかったり。

このゲームはブラウザゲームでやっても面白いし、複数人でやっても結構面白いと思います。


真実と嘘を見抜くコツ、思考メソッド

とりあえず簡単な、素性を暴くルールで話しましょう。根底は同じです。
最近私が編み出したこのゲームの攻略法が、2つあります:

ひとつめは、
キャラクターを属性で分類分けするのではなく、発言のロジック的な性質を見て、真実か嘘かで分類分けすることです。
つまり、天使・悪魔・人間の3つに分類するのではなく、発言内容の噛み合いで真実か嘘かの2つにまず分類分けし、全てが出揃った段階で真実→天使or真人間、嘘→悪魔or嘘人間で考えていくと、答えに行き着くスピードが早いです。

ふたつめは、確定的な発言のある場所から疑うことです。
例えば、Bが「Cは悪魔だ」と言えば、Cの発言から考えていくべきです。Cの発言が「私は悪魔ではない」であれば、Aの発言に触れずに答えが分かります。


例題1

この中に天使と悪魔と人間がいます、全員の正体を暴いてください。

•  A:「Cはうそをついている」

•  B:「Aは天使だ」

•  C:「Bは悪魔だ」

答え:
A=嘘人間、B=悪魔、C=天使
   この場合はBから見ていきましょう。
   Bを悪魔とした場合、Cは真実、Aは嘘となり、B悪魔C天使A嘘人間、が成り立ちます。
   Bを真実とした場合、Cは嘘、Aも嘘となり、Aの天使が確定しますが内容は嘘なので成り立ちません。


例題2

全員の正体を暴いてください。

•  A:「Cは悪魔だ」

•  B:「Dは人間だ」

•  C:「Bは天使だ」

•  D:「Aは嘘をついている」

答え:
A=悪魔、B=天使、C=天使、D=真実人間
   Cからみましょう。
   C天使の場合、B天使、D人間、A嘘となり、A悪魔、D真実人間で終わりです。
   実はこの問題もう一つの組み合わせがあります。


いかがでしょうか。

例えば人狼ゲームのように、今財布の中身は1万円より多いか少ないかとか、天使と悪魔と人間を決めて、4人から遊べます。

比較的、本物の人間と会話していて、その人の発言内容にパラドックスがあれば、それを見抜くのは簡単ですが、こう言う問題はわざとらしく思考しなければならなくなっているので、難しいです。
考えるのが好きなら面白いと思います。

そうやって相手が天使か悪魔か、人間か宇宙人か、判断できるようにならないといけません。

流行るかどうかは、別として…。