临沧(リンツァン)を朝早く出発し、大理にきました。
大理では二日間過ごします。明後日の早朝の飛行機で西安に行き、仕事をせねばなりません。
大理には特に仕事の用事はありません。大理は白族の自治区で、三道茶という文化がありますが、大理独特のものではありません。
久々に友達に会いたかったこと、茶馬古道を見たかったこと、西安で忙しくなる前に休憩したかったこと、いつか雲南に引っ越したくて、その第一候補が大理であること、等等を踏まえて大理に来ました。
Youtubeで動画を公開した際に、「ただ女性とイチャイチャしているだけの動画!」と実姉に言われました笑
特にお茶のことをしていないので、中身のない動画になっています。イチャイチャはしてませんがこの友達は本当に行動が面白いです。
リンツァンから大理へは中国の新幹線(高鉄)で移動しました。中国の高鉄は日本の約10分の1の値段。
6時間くらい乗りっぱなしの場所だとしても、飛行機のチェックイン、荷物の受け取りとかを考えたら、駅が町中にあることも考慮すれば高鉄の方が安くて便利な場合が多いです。
大理の一番の観光地、大理古城です。駅からは車で20分くらいです。
凄く綺麗な街です。天気がよければ綺麗に山も見えるそう。
ちなみにお城はありません。中国語で街は城市といいます。なので古い街という意味で古城です。
元々、大理に僕が行ったら歴史の説明をすると言ってくれていたのですが、いざ会ってみると歴史のことはあまり分からないとのことで、二人で景色を楽しみました。
彼女はペー族(白族)というチベット系の少数民族で、山奥に実家があります。なので大理の町中は微妙に不慣れなよう。
こちらは洱海(アーハイ)という湖です。大理で2番目に有名な観光地。
水も綺麗です。泳げるほどではありませんが。雲南省全般そうですが、空気がとてもよく、風も気持ちいいです。
湖で1時間ほど座って話し込んでいました。話題は主に「生き方、暮らし方」でした。
僕は彼女と知り合うまで、幸せは街にあるものだと思っていました。都会に固執し、街の近くにいることにこだわっていました。
しかし、4月にモンゴルに行った際に、遊牧民の方々としばらく生活したりして、自分の考え方が少しづつ変わってきたことを感じています。
街で努力して、仕事頑張って、お金を稼いで、いい家に住み、車とバイクを持ち、趣味に傾倒する。
そのような生活はすごくいいものですし、生産性、消費も高く、建設的であると感じます。
しかし同時に生きることだけに着目すると無駄や贅沢も多いのではないでしょうか。
中には必要のない仕事もあり、無駄なお金もあり、生きるのに必要のない趣味もある。
それらを省いたときに、余った時間は自分に何を与えるのだろうか。
きっとそれは無駄な時間ではないと思います。
雲南省は田舎です。大理はド田舎です。
彼女は都会にはない幸せがあり、どこに行っても必ず雲南に戻る、と断言します。
僕より6つも下の子ですが、早くも自分の「いつか帰るところ」を見つけているのです。
僕は今少し自分がないですね。いろんなことに興味があり、漠然と好きな場所はありますが、ここだ!と決めた「いつか帰るところ」は見つけていません。それは、幼少期の環境の影響もあるとは思います。
ただ、それらを持っていて、無駄のない原始的な生活で満足できて幸せも享受できる、そんな彼女に憧れ、尊敬しています。
人生一度きり、好きな場所をみつけて暮らすことは、もしかしたら一番大事なことかもしれません。
今時点の自分の考えですが、雲南省でお茶を飲みながら地球を感じ、熱い風を受けて、歴史に浸りながらのんびり生きる、そんな人生が凄く幸せなのではないかと感じています。
そして、くだらない話をしながらアーハイの周りをブラブラ散歩します笑
僕は散歩が大好きです!腰が悪いですが、よく歩きます。乗り物も好きですが。
彼女も最近忙しかったこともあり、僕を迎える準備ができていなかったことをすごく気にしていました。
中国は友達がきたら多くの準備をする習慣がありますが、僕は大理で休憩してのんびり話したかったで、ちょうどよかったです。
夜はずっと食べたかった大理の蘑菇火锅(キノコの火鍋)を案内してもらいました;;
彼女の実家は山でキノコをとる仕事もしているそうで、この子もキノコをみれば毒があるか食べれるか一発でわかるそう笑
店員が持ってきたキノコを見て質や種類について何か話していましたが、専門用語は聞き取れませんでした。
大理のキノコの火鍋は多くの種類のキノコをいれて楽しみます。
日本の鍋なら、しいたけ、えのき、エリンギくらいですよね。大理は大体10種類くらいは入れるそうです。
いろんな味があってむちゃ美味しかったです。食感、ねばりけ、後味が違います。
ただ全般に言えるのは、深い土と山の味がすることです。
あと大理では蜂蜜も有名です。雲南省はあまりおいしいものはないと言われていて、一番有名なのは米线(米で作られた麺)です。雲南省の人は毎食でも食べるそうです。確かに美味しいですが、毎食は…。
夜は古城を再び散策。二人とも白酒(バイジウ)とビールを飲んでべろべろでした笑
バイジウは中国で乾杯によく使うお酒で、だいたい50~60度です。
僕は飲みなれていますが、慣れない日本人はお腹壊すと思います。
割らずに小さなコップでいっきに飲みますが、そもそも量を飲まないのであまり次の日に持ち越さないのも白酒の特徴です。
雲南省では、乾杯の際に样样好!(ヤンヤンハオ!)と言います。全てがよくなるように、の意味です。
僕はよく走一个(ゾウイーガッ よっしゃ飲むか、的な意味)と言いますが、これは北のほうでしかも若干おっさんくさいそう笑
最近はありませんが、乾杯(ガンベイ)と言うと、一気に飲み干すの意味があるので注意が必要です。
こちらは扎染(ザーラン)という大理の特産品の1つです。その専門店です。
大理の伝統織物工芸で、中国古代の三大染め物と言われています。板藍根という植物の葉の色素を素材にしています。
贈り物をしたいから一つ服を買ってあげると言ってくれて、結局一着づつお互いに買って交換しました。
確かにイチャイチャしてるなあ。。
夜の景色めちゃ素敵!
僕が大理を離れるまでは付き添ってくれるとのことで、同じホテルに宿泊し、シャワー浴びた後再度近場に飲みに行きました。
中国の夜は遅くまで路上でたくさんの食べるところ、飲めるところがあって、本当に退屈しない^^
こういうところで飲んだり食べたりするの本当に気持ちよくて好きです。
日本はあまり外で飲食する習慣がありませんね。
中国も道路占用とかどうなってるのかはよくわかりませんが。。。
実は、昨年離婚してから睡眠障害になっていて、大理の薬局でこの睡眠薬を買いました。
用法とか処方のこともあったので、友達についてきてもらいました。
めちゃくちゃ効く。。。ぐっすりです。
そして、大理の二日目に続きます。