こんにちは、世界樹の人です。
常連のお客様2名様と生石高原に茶摘みにいきました。
もう滅茶苦茶楽しかったです。早く茶山に帰りたいです。
・生石(おいし)高原 標高870メートルの高原。360度の眺望と四季おりおりの草花が生息しており、特に秋のススキが有名なのは高原あるある。ハイキングやキャンプのできる場所もあり、その卓越した自然環境から人気の観光スポットとなっている。 生石高原にあるコジマベースというキャンプ場はオーナーのダンディさんも含めて全てが素晴らしい。整備されたログハウスの窓から入る風を受けながら、街から隔離された環境で1日過ごすと、もう他に何もいらねーという気持ちになる。 ある意味悪魔のような魅惑の地。 |
オーナーさんとは去年知り合って、以降私がコジマベースのインスタを運営をする代わりにチャノキをお借りさせていただいています。
敷地内におおよそ100~200本のチャノキが生えており、予想ではゆうに100年以上放置されている状態とのことでした。
土地は海抜450mで、V字の渓谷の斜面で霧が出やすく水分は溜まりやすい状況とのこと。
昨年は夏に一度摘みましたが、春物の味を見たかったので、今回お客様の中から募集して2名様と一緒に行ってきました。
常連さんといっても、年もわりかし近いし友達感覚ですが。。。

ついでに、布郎山の白茶も淹れました。外で飲むお茶や珈琲、お酒は味が20割増しになるのは周知の事実ですね。
まあ実際いい白茶なので、脳天を突き抜ける旨さです。もうずっと外にいたい。




野生で古樹なので、周りの植物が絡んで日当たりが悪くなっていたりとか、ガチガチの老葉が残っていたりとかするので、ぶっちゃけ管理状況はよくないです。上の方に生えてる新芽だけを摘みます。それでもかなりの量です。
中国でも慣れている人でも一日摘める量は2,3㎏と言いますが、我々は3時間やって1人500gも詰めなかったですね。
当然萎凋、乾燥させると半分以下になりますから、本当に大変な作業です。。
私は去年雲南にお茶の勉強に行ったとき、茶摘みや製茶を少し体験させていただきましたが、ここまで自由にやるのは初めてです。自然の中で作業してると時間はゆっくりと流れていくような気がしますが、実際はあっという間です。

今回は皆一芯二葉で摘みました。この摘み方をすると黄緑色が鮮やかです。
手や、茶葉を入れていた袋が凄くいい香りです。
よく買った茶葉をみると、二葉といいつつ3番目の葉っぱあるやん!とか、
茎多いやん!とか思いますが、柔らかい状態の下の葉や茎は噛んでも味が変わらない気がします。
製茶すると味が落ちる要因になるかもしれませんが、茶摘みをする手間を体験してはじめて思うところがありますね。
コジマベースは宿泊もできるので、いつか茶摘み+BBQ付宿泊付きコースとかやりたいなあ。。
利益なんかなくてもいいのですが、単純に友達のように仲良くなれたお客様たちと行って、摘んだ葉をその日中にしっかり萎凋させて、お肉焼いてお酒飲んでログハウスで寝たいっす。笑




さて、摘んだ葉は真面目に処理しています。私もそれなりに知識だけはあります。
緑茶1種類、白茶4種類、紅茶2種類を作りました。この記事を書いている時点ではまだ緑茶しか完成していませんが、ちょくちょく味見しています。
結果、緑茶と紅茶の1つ、白茶の1つは大成功しました。工程は複雑に分けたので割愛します。
どの工程がどの味に影響与えるのか、分かった気がします。もっと色々と試してみたいです。

これは緑茶の茶底です。安吉県の黄金芽のような見た目ですね。
味は安吉白茶に似た甘みと果香がありました。しっかり安定した製茶ができるようになれば売れると思います。
まだまだ製茶に関してはスーパー素人です。少しづつ自分のやりかたを見つけながら、楽しんでいければと思います。
ただ、やはり本業にはしたくないなと思いますね。大変ですし。。
旅をして色んなお茶を見つける楽しみの方が合っています。
ただ、生石のお茶は少しは商品化したいなあ・・・