山よ応わず
森泣ひし
木々の言霊たへふることに
海よ嘆きひ
街鎮めゐ
さすればすさぶ風にひとつ心さやけき
あゞ思はば誓ふことなかれ
死にたもう憧憬ゑ
こんにちは。
今日は餅茶(びんちゃ・へいちゃ)について語りたいと思います。
…平日お客様いなくて暇なので…。
この丸いのが餅茶です。
よくお客様にあれなに?とか、これ茶葉なの!?って聞かれます。
まあ見慣れないですよね。。。でも中国のお茶の店に行ったら200%餅茶は何個か飾っています。
うちの店も今8個飾ってます。自分で気に入って買ったもの、親友の結婚式の時にお父さんにもらったもの、お店のオープン祝いでもらったもの、茶葉会社の知り合いから送っていただいもの、、、それぞれに思い出があります。
なぜこのような形で茶葉を固めて飾ってあるのか、どのようにして飲めばいいのか、説明していきたいと思います。
まず、バラバラの状態の茶葉を”散茶”と言います。
↓の写真の最上段が餅茶、最下段が散茶です。
①なぜ固めるのか。
古代の中国ではシルクロードや茶馬古道で他国へお茶を運搬していました。
茶馬古道については私の大理の記事で読んでいただければと思います。
大理でいちゃいちゃ!(2日目)■悠久中国茶の旅 | WorldTree Tea&Coffee (worldtree-teacoffee.com)
簡単に言うと散茶だとかさむ為、緊圧して固めて大量に運搬するためです。
ただ、もともとは全て散茶の状態で、それに熱処理を加えて柔らかくして、型に押し込んで固めるため、
散茶と餅茶で味わいはかなり違いがあります。
現代においては、見た目の印象の重要性もあります。
餅茶はプーアールが多いですが、プーアール生茶だと年数が経つごとに味わいが変化していき、それを楽しむものなので
やはりかっこよく並べておいておけるものがいいです。
各茶葉会社さんがかっこいいイラストで外袋を制作しているので、トラディショナルかつ雰囲気のいい餅茶を
おいておきたいですね^^
また、私はいろんな人から餅茶をもらったと書きましたが、餅茶をくれる人は大切にした方が良いですね。
餅茶は円で縁です。これをくれる人は必ずあなたのことを嫌ってはいないでしょう。
②味の違い
上述した熱処理のため、散茶とは違う味わいがありますが、以前ブログで基本的に散茶の方が美味しいと書きました。
これは好みの問題です。一般的には散茶の方がリーフの状態を保っているので、香りや味わいに癖がありません。
対して餅茶は茶刀で砕いて飲む際に茶葉はバラバラに砕けますし、熱処理によって少し重めの味わいになります。
同じ茶葉でも本当に全然違います。
また、プーアール生茶の発酵をすすめたものを楽しむなら、餅茶の方が発酵が進むのが早いです。
散茶は空気に触れている部分が多く酸化もしやすく、茶葉同士が触れ合ってもいないので、発酵は遅いです。
今私は木箱に入れた生茶の散茶を放置して発酵を進めていますが、今後どのような味わいになるか楽しみです^^
発酵を進める際の飾り方については、餅茶の方がかざりやすいですが、おしゃれな木箱に散茶をいれるのも
個人的には好きです。場所はとりますが。。
またまた個人的な意見ですが、一煎目からどっしりとした味わいが期待できる白茶の餅茶は好きです。
プーアール熟茶の場合は年数が経過しても味わいがそこまで変化するものでもないので、散茶が好きですね。
プーアール生茶の発酵が進んだ散茶はまだ飲んだことがありません。つくってみます笑
③当店取扱いの餅茶について
老班章という雲南省南部の六大茶山で最も生態系や環境が良いとされる山の餅茶を取り扱っています。
Youtubeやブログで書いた34号の会社の皆様と仲良くさせていただいており、そこから仕入れています^^
・熟茶 357g … 5,000円
・生茶 357g … 6,000円
両方とも今年のものなので、毎年少しづつ崩して飲んでいってもらえればと思います^^
来週には店に届くと思うのですが…。
値段もお求めやすいので、餅茶デビューにいかがでしょうか^^
はっきり言いまして、老班章を筆頭に雲南の本格的なプーアールを飲み始めると、安い悪い物はなかなかきつくなります。
先日安物プーアールと高級プーアールの飲み比べ茶会をしたのですが、きつかったです笑
両極端にしすぎたのもありますが…。
また、飾っている茶葉も飾りではなく、ちゃんとメニューにはいってます^^
あれ飲みたいと言っていただければ容赦なく砕いていきますのでお申し付けください。
餅茶って本当に初めに砕くの勇気がいるんですが、多分明日死んだとしたら、餅茶飲んでおけばよかったって、
めっちゃ後悔すると思うんですよね笑
やから私は容赦なく飲んでいくことにしています。また買えばいいし笑
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ブログを書いている最中に中国人のお姉さまお二人がご来店し、さっきまでお話してました。
福建省と上海の方でした。
いずれ雲南省に引っ越したいという話をしたのですが、「理想と生活は両方とれない」という考えで盛り上がりました笑
まあ確かにそうです、でも理想が何かということを具体的に整理して、それが極端な内容だと難しいですが、
自分の価値を理解し、平凡であることを認めれば、ある程度理想は低くなり、生活も可能ではないでしょうか。
僕はお店を作ったばかりでこんなこというと呆れられるかもですが、その時その時で自分にとって一番いい選択をしていくべきだと思います。はじめから道を全て決めてしまい、その時いい話が飛び込んできたときに対応ができないのは避けるべきです。常に自分の理想とは何か、それを妄想し続ければ、チャンスが舞い込んできたときに妄想通りに行動すればいいだけなので、理想に近付くことができるのでは、そう思います。
なので、仮に求人サイトから雲南省の会社からスカウトがあると飛んで行ってしまうかもしれません…笑
さて、俺の理想とはなんでしょうか。。
■雲南省で暮らす。中国の他の場所でもいいけど、生活リズムがゆっくりなところで最低限の暮らしをしたい。
■お茶を飲む。やはり俺にとってこれは特別な存在です。
■羊肉串を食べる。これは人類にとって特別な食べ物です。
■バイクに乗る。雲南省でバイクに乗り、ぼーと走ることができれば、それは凄く幸せを感じると思います。
安いので構いませんが、できれば電動がいいです。
■恋人がいる。結婚は不要ですが、永住権のための結婚ならしたいです。
一般的な方は家族や兄弟に依存していると思いますが、(いい意味の依存ね)
私は依存している人がいないので、依存したいし依存されたいので、これは割と必須です。
この5点が達成されたとき、俺は幸せを感じる心を勝ち得るかもしれません。
なにせまだ経験したことのない生活ですから。
それに向けて今できることを少しづつしていきたいです。
が、理想だとかなんだとか頑張ることも疲れましたね。
誰のなんのためにかんばってるんだか。
今日話していたお姉さんから、俺の中国語なら日本語の先生ならできるんじゃない?と言われました。確かに俺は人にものを教えるのが嫌いではないし、中国の語学学校の友達から日本語に関する質問がよく来るので、しっかり説明もできています。
中国で働く際の1つの手段かもしれません。
できれば、雲南のお茶会社か土木関連の会社で雇われたいですが…^^;よろしくお願いします^o^笑