2024年1月4~7日の間、杭州に行っていました。
杭州は3回目なのですが、真剣にお茶の勉強をするために行ったのは今回が初めてです。
さて、まず杭州といえば西湖です。
この西湖の景色なくして杭州は語れません。西湖周辺の景色が綺麗という理由だけで、杭州に引っ越したいという人もいるくらいです。
右の写真は早朝に西湖を散歩しているときの写真で、中央の写真は夕方です。
なんとなく空気が灰色がかっているのが分かりますでしょうか^^;
これは冬の写真でもあるし、偏見も少しあるかもしれませんが、杭州の空気はピカ一で汚いです笑
それは乗り換えで数時間滞在しただけで喉がおかしくなるレベルです。夏は少しマシです。
行かれる方はマスク必須で考えた方がいいでしょう。
杭州から関空に帰国したときは大阪の空気が綺麗すぎて深呼吸しまくるくらいです。
まるで、大阪から奈良の山奥に行った時に感じる空気の変化のようです。
杭州と言えば、龍井茶(ろんじんちゃ)ですね。
中国緑茶の中でも一番の知名度を誇る品種です。国礼茶といって、国会でも飲まれるほどのお茶です。
特に現在龍井茶の種類としては、獅峰、虎跑、雲栖、梅家塢の四地域があり、杭州市内でこの四つ以外の場所で作られる龍井茶は、単に西湖龍井茶と書かれていることが多いです。
独特の栗香とよばれる香ばしい味わいが特徴です。
正直いって、僕は龍井茶の世界にはあまり踏み込んでいません、詳しくもありません。最低限の知識です。
安いものは500g1000円程、高いものはその100倍以上するものもあります。
杭州の茶市場には龍井茶の品種があまりに多すぎて、それらの見極めは現地の茶人、茶商にしかできないのではないかと思うくらいです。
偽物もあふれており、下手に踏み込むべき世界ではないと考えています。。
■龍井村
龍井茶の茶畑がたくさんある、龍井村の景色です。ここは市街地からバスで1時間、タクシーで30分ほどで来れる場所ですが、やはり空気はよくないです。。
茶畑の周りを歩けるように遊歩道が整備されており、景色は抜群です。
また、大通りには茶葉店が多く、たくさんの龍井茶が売られています。
龍井茶は透明のコップに90度の熱湯を注ぎ、7割くらい飲んだらお湯を足すのがおすすめです。
お湯を足すとさらに美味しくなります。
水筒に茶葉をいれて、途中でお湯を足せば3回くらいは味が出せるので、少量の茶葉で一日楽しむこともできます。
歩いていると茶葉店の方から声をかけられますが、試飲して何も買わないとなると試飲代を払えと言われますのでご注意を。
日本と中国の文化の違いですが、
日本ではわりと試食、試飲して何も買わないというのが多いと思います。
中国ではこれはあまりないですね。試飲したら何か買います。
僕も茶葉店で話して飲ましてもらったら、100gは何か買っていきます。
これは中国人の礼儀的な感覚だと思います。
■茶葉博物館
龍井村のすぐそばには茶葉博物館があります。
ここは僕の中国茶のお師匠様に杭州に行くならここで勉強してくるよう教えてもらったので、行ってきました。
龍井茶だけでなく、六大茶の製法の動画や、製法に使用する道具の説明等全てが分かりますが、
中国語能力もある程度必要になります。
僕はほぼ全て動画撮影してきたので、たまに見返して勉強しています。
■吴山景区,城隍閣
杭州の市街地の南側にある山です。
杭州は1月5日、6日と丸二日あったのですが、お茶の勉強は初日で終えてしまい、6日を持て余していました。
この時は離婚して一週間も経っておらず、弟の結婚式を見た後ということもあって、色々と胸いっぱいでした。
また、洛陽では弟の家族、友達たちとずっとワイワイしていたこともあって、急に杭州で一人になり、すごく寂しかったです笑
なので近くにある山でも登ろうと思って行きました、全くどういう訳か。
全くあてもなかったのですが、ホテルから歩いて山までいって、登っていくとそれなりに楽しめそうだったからなんとなく登りきりました。
吴山まで行く途中に清河坊という観光地があります。
ここは杭州でもかなり有名な観光地で、観光地価格ですが、昔の中国の風景が残っており、見ごたえがあります。
この赤い丸のお菓子は、冰糖葫芦といいます。これはサンザシという酸っぱい果物を飴でコーティングしたものです。
他にもイチゴやミカン、ブドウをコーティングしたものもあります。
若いころこの冰糖葫芦は好きじゃなかったのですが、なぜか最近美味しいと感じるようになりました。
中国で食べるとこれは100~200円くらいで食べれます。
最近は大阪のなんばでもこれを売るお店増えてますね。欧米の方からすると、僕らがフランスとイタリアの違いをそんなに感じないように、日本と中国も大して変わらないんでしょうね。
日本でこれを食べて、「アジアのお菓子を食べた!」ってなるのだと思います。
難波は最近中国人の店が増えすぎていて、特に道頓堀付近は中国と錯覚するレベルです。
こうやって日本の文化が失われていくのは寂しいことですね。
山を登りならこういうのを見てると、修験者になった気分です。
■雷峰塔
そのまま山の尾根を歩き、西湖沿いの雷峰塔という塔まできました、人が多かったです。
上の階からみる西湖の景色が美しかったです。ただ空気が…。
そして夜はホテル近くで大好きな羊肉串を食べて終了!
この次の日に帰国しましたが、2024年は1,2,3,5~6月と既に4回訪中しています。
なんて楽しい生活だろうか。。
これだけで、辞職して好きなことをやっている感がありますね^^
勿論、楽しいことばかりではないのですが、将来死ぬときに後悔しないように、これからも色んなものを見て広めていけたらと思います。
杭州、友達もいるので行きたいのですが、も少し空気が良ければなあ…。