こんにちは。世界樹の人です。
最近、色々と複雑だった問題が解決しました。
今年は本厄だけあって、色んな問題が目白押しのてんこ盛りでパレード状態でした。
ひとつひとつ解決していき、クリスマスの今日これを書いている私は、あらゆる問題から解放された非常に気持ちのいい状態です。
共同経営の問題については、皆様にご迷惑をおかけしたのですが、相手に腹の底から無責任と不誠実を反省させることが目的で色々と動いていたのですが、結局そういうこともおそらくできておらず、非常に残念です。
しかし、「反省しない相手」にこれ以上エネルギーを使うのは、それこそ長期的には私にとって無駄なことです。
これからも「損得勘定」だけの薄っぺらな生き方で、また別の壁にぶつかったとしても、もうそこに私が関わる必要が一切なくなったということだけで、今は良しとします。
まあ小さくとも経営をしていれば、この程度の問題は正直大した話ではありません。
中国への飛行機がない
現在の大きな問題はこれです。
ないことはないのですが、中国政府側から中国の航空会社の日中間フライトのほとんどがキャンセルされました。年末に買い付け兼旅行で行くつもりだったのですが。。
JALやANAならありますが、貧乏人が乗れるものではありません。
色々問題が解決したなら、中国への引越しも検討していたのに。
先日高校の同級生たちと焼肉を食べていたたときに、総理大臣の話になったのですが、意外と人気があるというか、支持されているのですね。
私は前職時代にも某県の事業の際に関わりがあったので、その時のバイアス抜きで「支持できる部分もあるけどできない部分もある」という感じです。おそらく、実務国家公務員とは相性が悪いのです。その理由は後ほど。
友人がいうには、外国人が目に見えて日本から減っているので、この調子で頑張ってもらいたいということでした。
確かに大阪の街も以前より減っていますが、これらは日中間の関係悪化や万博の終了、過去の外国人施策に対する強行的な発言等、色々な問題が重なっていると思うので、ちょっと私では分析しきれません。
ただ、私が思うに、総理大臣は「外国人を減らしたい」というより、「国家として管理できない形で外国人が増えることを嫌っている」というところが強いかと思います。
私のもつ違和感は、その思想が制度設計レベルまで透明に落ちていないからだと思います。
順に解きますが、昨日コンテナの荷解き中にダンボールで右手をばっさり切ってタイピングめっちゃ痛いです。
外国人を減らしたいのか?
外国人の現象や、中国人を締め出す!といったことを正面から政策目標にしているわけではありません。
ただし彼女の思想の芯は一貫していて、国家としての主権・秩序・法の支配を最優先するということです。
- 不法滞在
- 制度の抜け穴を使った滞在
- 社会コストを負担しない形での定住
こういうものに極端に不寛容です。結果として、外国人が減る方向に見えていたり、特に中国人が矢面に立ちやすいというのがあると思います。
もちろん、こういった不法滞在者、不法就労者が減ることはとてもいいことです。日本人ファースト的思想は素晴らしいですね。
そのフィロソフィーはなんだ
私が最も気になるのは、透明的にフィロソフィーが落ちてこないことです。
こういった話は絶対に政策レベルで留めてはいけない問題で、パラダイム、フィロソフィーレベルの考えが透明になっていなければならないです。…というのは私の持論かもしれません。
安全保障、憲法、国家主権、これらについては明確ですが、
- 日本は「どんな外国人を、どの程度、どう迎える国なのか」
- コストとリターンをどう設計するのか
- 永住・定住・循環のどこを目指すのか
この「社会設計の哲学」が言語化されていない。だから結果として、
- 排外に見える
- 中国だけ狙っているように見える
- 行き当たりばったりに映る
という評価になりやすいかと思います。
当然ですが、観光、留学生、研究者、事業投資、これらの属性を一括りにして中国人、と言うのは雑ですし、国交省をはじめ経産省、文科省の実務ラインは中国とは政治と人流・経済を切り分けて運用してきています。
彼女のこの辺が私には理解できなくて、価値観(自由・民主・法治)で一気に束ねて語る癖があることも重なり、
海外サイドから見ると、「敵味方をはっきりさせる人」「政治を人流に持ち込む人」に見えやすいです。
仲違いはナンセンス
これらがポリシーレベルでは複合的に結果的に外国人減少につながり、日本人の生活がよくなるならそれはそれで良しとしましょう。しかし、正攻法ではないと感じるわけです。
例えば、
- 欧州では当たり前の観光税を上げまくって、インフラ負担の公平化や観光の量から質への転換を行う
- 本来は戦略分野への投資である留学生支援について、現状外国人の大学延命モラトリアム装置になっているので、これらの改善
こういった正攻法が社会的摩擦も少なく環境改善する王道ルートではないかと思ってしまいます。
これらも見ようによっては悪く見えるかもしれませんが、
フィロソフィー的に言えばあくまで、「制度の成熟」です。
問題提起が見えない
つまりは、外国人問題についてフィロソフィーレベルで考えられているのかが見えないということです。
- 数字(何人、どの属性)
- 目的(安全保障?財政?教育?)
- 期間(短期調整か、長期国家像か)
これを最初に国民に提示せよという話です。これは政治思想ではなく行政の基本でしょうよと。
だから思想方の政治家さんの仰ってることはストンと腹に落ちない感覚があります。
台湾有事の話については色々と考察があると思いますが。当然ぶっとんだ見解ではないし、これまでのスタンスから大きく外れているわけではないです。
しかし、有事という軍を表す言葉は慎重に使うべきであり、その点は台湾・アメリカからも、
「姿勢は嬉しいけど、政治局面においてはちょっとトーン落として喋ってよ…」的な反応もあります。
拗れた夫婦が「離婚」という言葉を口にしてしまった瞬間、それが現実味を帯びてしまうのはよくある話です。
政府の立場として 日米同盟や集団的自衛権の位置づけと矛盾しない線上の発言ではありますが、台湾問題は中国にとってセンシティブなので、迂闊に首を突っ込んでいい話ではありません。
そもそも日本ってまだ貿易対象国として台湾という国家の名称を使用していないような。
話があちこちいってますが、ようは正攻法でなんとかしてほしい、その思想があるなら開示してほしいなあと思う今日この頃です。
よく勘違いされているのが、日本は中国人に依存していません。依存しているのはあくまで中国の物資・物流です。
サプライチェーン、港湾、電力、通信、半導体等等、
パンダすら回収された今、このままでいいのかと思います。弱い立場で中国物資依存をしていても、将来が不安になるだけです。
私も仕事ができません。美味しいお茶でひと時の幸せを振り撒く仕事をしていると言うのに、その幸せの根幹である中国茶技術も学びに行けないし、茶葉の仕入れにすら行けません。
こういう問題が可視化されるといつも、もう田舎で自給自足でもしてみたいなあと思います。
もしかしたら、それが今最もSDGsなのでは。
今行政内はどんな空気なんだろうか…。
