山奥の街、山城重慶■悠久中国茶の旅

12月30日~1月3日で重慶に行ってきました。
重慶紹介と出会ったお茶について紹介したいと思います^^ノ

割と今更ですが、空港のラウンジって本当に仕事がすすむ!
椅子もいいし、温かい飲み物も飲み放題、おやつも食べ放題。
ゴールドカード持ってるだけで利用できます。
KKRカード様様です笑
てかKKRカードって普通にまだ使えてますが、これ国家公務員用だった気がします。使い続けていいのか?

緑の超大型キャリーケース。自分用茶葉やお土産をいれています。歴戦感がでてきたのであえて預け荷物のシールは剝がしていません笑
このおやつは重慶で2日ほど相手してくれる友達に献上するものです。

■重慶
数年前に直轄市に指定された市。その中でも面積最大。渝の一字で表す。
この漢字の書かれた料理屋は重慶料理の可能性が高いので、辛さ要注意。
歴史は2,000年強と中国史の中ではわりと浅め(に感じる)。
国内の流通のハブ的な都合のよさから工業都市として発展。
しかし近年は投資されすぎた小区やらモールやらが廃業に追い込まれ、負債がものすごいことに。
…という噂がSNSやらニュースやらで流れたり、有名食べ歩きゾーンの地下で怪しい薬を売ってたりだとかで、なんだかんだ変な噂が耐えない。
夏は最低気温30度を下回らない日も多く、過ごしにくいが、冬は私の体感大阪より5度くらい温かい。
車で二時間ほどの距離に武隆という景勝地がある。

江北国際空港で友達と合流。
重慶は大霧の町とも呼ばれ、年中霧が出ているそうです。
確かにがすってますが、空気が悪い感じではありません。山の上の方だからね。
雲南は海抜こそ高いけど、高原なのであまり霧はでないイメージです。
というより、空港に人が迎えに来てくれたのは初めての経験でした。
中国は外国人にとってはとても不便な国なので、迎えに来てくれることが多いのですが。。。
俺は心配されません。なぜ。

■串串火鍋

地獄のような絵面ですが、ちゃんと美味しいです。
串に肉や野菜が刺さっていて、それを豪快に鍋に入れ、出来上がったら食べます。串串はなにげに初めてです。
中国の火鍋の辛さは、微辣,一般,重辣,特辣の4段階くらいで依頼できます。(ウェイラー、イーバン、ジョンラー、トゥラー)
これは重です。めっちゃ辛かったですが、旨味もしっかりあり超美味しいです!
四川の火鍋は辛さと油が多く、健康的ではありません。食べ慣れていない日本人は間違いなく翌日腸と出口に問題が発生するでしょう。ウェイラーでも辛いと思います。

そして念願の銀行のカードをゲット!これをAlipayに繋げれば手数料無料で取引ができます!
…と思っていたのですが、日本から入金できませんでした。。。本当に中国は外国人にとっては不便。
せっかくがんばって口座作ったのに。。。

重慶の街です。
重慶は四川、雲南周辺の行政集約地でもあるので、何か手続きがあれば重慶に行かなければいけない、なんてことが多かったりします。
ちなみに街をみた感想は、、最近いった中国の街の中でも清潔なほうではありませんでした。

■重慶料理

重慶料理です。味はやっぱり油が多く、辛いです。
昨晩夜中の二時にあんな辛い鍋を食べていなければ、絶好調で美味しくいただけたことでしょう。

■観音橋

美食市場です。いろんな食べ物がたくさんありました。31日なので盛り上がってました。

■洪崖洞

重慶で一番の観光スポットです。嘉隆江という大きな川の隣にある、ホテル、飲食店、お土産物屋がはいる施設です。
この川は長江に繋がります。ちなみに中国では、小さい川は河、でかい川は江と言います。
この大小の基準はなんとなくです。
近くには有名なでかい吊り橋があります。
吊脚楼という建築様式で作られた昔からある建物だそうです。
この様式はなるべく段差をなくすために平場を多くつくるためのものだと現地で聞きました。
重慶、ほんまに坂と階段が多かったです。

ここも千と千尋のモデルになったとのではと、噂がありますね。

■干鍋

黄豆と柔らかいチャーシューのはいった麺料理です。重慶料理です。
カウントダウンの前に腹ごしらえで食べました。辛くありません。美味しかったです。

■解放碑

この解放碑の上に時刻が表示され、それを見ながら年を越すのが通らしいですが、人が多すぎたので解放碑の近くで風船が飛んでいくのを見てました。
一斉に大量の風船がとんでいき、圧巻でした。フライングで飛ぶ風船もありました。
解放碑は、下に日本軍の残機が埋まっているそうです。抗日の成功を記念して建てたとか。
しかし重慶にまで入っていったのでしたけ…。あまり分かっていませんが。。

そういえば日本っていい意味の記念碑はありますが、原爆以外でやられたことに対するこういうネガティブ的な碑ってあるのかな。元日戦争で中国が日本を侵略したときの碑とかってないですよね。わりとえぐい侵略だったようですが。

■李子呗

マンションの中に駅があり、建物をぶち抜く線路が圧巻の観光地です。
ちょうど出入りするところを動画も撮れました^^
観光客でいっぱいでした。駅から地上までの通路はお土産物屋でいっぱいでした。
マンションであり、駅であり、観光地、不思議な感じでした。

■磁器口古镇

陶器の制作、発送場所として栄えた場所。古代の街並みが残ります。
わりと歩く距離が長い観光地でした。

左が神の食べ物と呼ばれる世界一旨い羊肉串です。これは大きな肉で10元のわりと高めのものでした。
右は大红烤肉串という、辛い味付けの豚肉です。これもおいしかったですが、これを食べた直後にお腹が痛くなり、ホテルに戻ると発熱しました。
おそらく38℃くらい、、、結局翌朝まで続き、悪夢も見て、年男やのに素敵な元旦を過ごすことになりました。

■重慶茶葉批发市场

批发とは卸売りの意味です。普通は500g以上でないと売ってくれません。
交渉したら100gでもいけました。
ここにくるまえに推拿という中国のマッサージで腰を揉んでもらおうと思ったのですが、
「あんた日本人?受け入れない」と冷たく言われ追い出されました。
まあ日本にも外国人お断り、って張り紙してる店あるくらいなので、まあ仕方ないですが…。

熱は収まったもののお腹は下していたので、死ぬ思いで市場を5,6時間廻って勉強しました。
これしないなら中国きた意味ないので笑

さて、いよいよ出会ったお茶の紹介です。

■重慶ダ茶

プーアール茶の原料である晒青毛茶の生茶です。
プーアールは雲南省で作られたものだけをそう呼ぶので、これは重慶の茶山で作られているのでプーアールではありません。熟茶でもなく、俗にいう生茶です。
環境が違うので、味も違いますが、素材や製法は聞いているとほぼ同じです。
1年物と9年物を買いました。1年物はさっぱりした緑茶の中にすっきりした果香がある飲みやすいお茶です。夏にいい感じです。
9年物は熟成の進んだ香りと、かつおだしのようなこくのあるお茶でした。

■永川秀芽

この名前はの緑茶は重慶で最も有名な品種です。
芳醇な味わいで、非常に濃く、余韻が長く続きます。

若干茎が多い気もしますが、この余韻の長さは中国緑茶という感じですね。

■黒山荒野紅茶

今回の旅で間違いなく一番気に入った紅茶です。
中葉種の特定品種の茶葉です。ウリ科の果物の濃い味がします。
これをお客様と評茶してるときに、スイカの白い部分の味がすると仰ってました。笑
果香というよりも、ミズミズシイ果物の感じですね。
これは変わっていて本当に美味しいです!

こういう茶葉との出会いがあるから、中国の旅はやめれませんね。

■あとは金駿眉や鳳凰たんそうがいいものがあったので仕入れました。
できればラプサンとかもほしかったのですが、無理でした。

さて、今からYoutubeの動画づくりします!